2016年8月2日火曜日

Cordovaでアプリ開発~ビルド&Google Playに公開~


Apache Cordova でアプリ開発 ~ビルド&GooglePlayに公開~


ずいぶん前にCordovaの開発環境構築の記事を投稿していましたが、プロジェクトの作成やビルドの仕方も残したいと思います。


プロジェクトの作成

コマンドプロンプトを開きます。


ソースプログラムを置くフォルダに移動しておきます。

> cordova create [フォルダ名] [パッケージ名] [プロジェクト名]

と入力してEnterキーを押します。

例えば、ソースプログラムを「D:\cordova_project」の下に、「TestApp」というプロジェクト名で、「com.example.testapp」パッケージ、「testapp」フォルダとして置きたい場合は

> cd /d D:\cordova_project
> cordova create testapp com.example.testapp TestApp

とすると、「D:\cordova_project\testapp」の下にCordovaのファイルが作成されます。


プロジェクトに対応プラットフォームを追加

上で作成したプロジェクトに対応させるプラットフォームを追加します。

プロジェクトのフォルダに移動します。

> cd /d D:\cordova_project\testapp

    Androidの場合
> cordova platforms add android

    iOSの場合
> cordova platforms add ios


テスト実行(Androidシミュレータ)

Android SDKに付属しているシミュレータで実行するには、

> cordova run android
と入力してEnterキーを押すと、Android シミュレータが実行されます。
※事前にAndroidシミュレータの設定を行っておく必要があります。


Google Playへの公開手順

 GooglePlayに公開するには、apkファイルを作成する必要があります。

> cordova build -release

とすると、[プロジェクトフォルダ]\platforms\android\build\outputs\apk の下に、「android-release-unsigned.apk」が作成されていると思います。

ただし、このapkファイルは、無署名のファイルです(つまり、作者不明の馬の骨アプリということですwww)

無署名のままだと、GooglePlayには公開できません。

署名するには、ます、Javaの「keytool.exe」を使用して、キーストア(keystore)ファイルを準備します。

※Javaのbinフォルダに対してPATHが設定されている前提とします。

> keytool.exe -genkey -v -keystore .keystore -alias [署名ID] -keyalg RSA -validity 10000
とすると、10000日間有効な「.keystore」という鍵ファイルが作成されます。(途中でパスワードの入力が求められますので、入力したパスワードを忘れないように!!)

作成したkeystoreにてapkに署名します。

Javaの「jarsigner.exe」を使用します。

> jarsigner -verbose -keystore [keystoreのパス] android-release-unsigned.apk [署名ID]

とすると、パスワードを求められますので、keystoreの作成時に入力したパスワードを入力します。

正しく、署名されたか確認するには、
 
jarsigner -verify -verbose -certs android-release-unsigned.apk

で確認できます。

最後に、GooglePlayに公開するには、最適化を行う必要があります。

zipalign -v 4 android-release-unsigned.apk [リリース用apk名]

とするとリリース可能なapkファイルが作成されます。

あとは、Google Playにアカウントを作成して、作成したapkファイルをアップロードすれば公開できます。



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