2016年4月3日日曜日

ネコ、ボタン連打で走る(小学生のためのプログラム<スクラッチ編>~その6~)

ネコ、ボタン連打で走る~小学生のためのScratch入門~

前回までは、実行ボタン(緑の旗)を押すことで、ネコが画面の右端に走っていきました。

今回は、キーボードの「スペースキー」が押されるたびに移動するようにしてみましょう。

キーボード入力を使ってみましょう

スクラッチを起動してください。

下のように、プログラムを作ってください。




「(スペース)キーが押されたとき」から始まっているブロックのかたまりは、「スペース」キーが押されるたびに実行されるプログラムです。

ただ、このままだと「よーい、ドン」と言う前に、「スペース」キーを押しても移動してしまいますね。

「よーい、ドン」と言うまで「スペース」キーを押しても移動しないようにするには、どうしたらよいでしょうか?


変数を使えば、できそうですね。



変数「スタート」を用意します。
そして、最初に変数「スタート」に「0」を入れています。
そして、「よーい、ドン」と言った後に変数「スタート」に「1」を入れます。

スペースキーが押されて動くプログラム側では、変数「スタート」が「1」の時に
移動するようにしています。

「よーい、ドン」と言うまでは、変数「スタート」は「0」になっているので、スペースキーが押されても動かないようになります。

どうでしょう?

なんだか、ゲームが作れそうな気がしてきませんか?

次回からゲームの作成をしていきたいと思います。


<追記>

このプログラムだと、スペースキーを「押しっぱなし」にしても動いてしまいますね。



スクリプトを修正して、「<<スペースキーが押された>ではない>まで待つ」を追加してみてください。

スペースキーが一回押されるたびに、「スペースキーが押されたではないまで待つ」ということはスペースキーが”離される”まで待つという意味になります。(ちょっと分かりづらいですね)

これで、スペースキー連打で動くようになったと思います。

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